フィサンには、11世紀頃にはブルゴーニュ公爵家の別荘や狩猟小屋があったと言われ古い歴史を持つ。
18~19世紀には、1級畑の「クロ・ド・ペリエール」のワインはシャンベルタンと同じ値段で販売されたと言われている。
隣村のシャンベルタンの名声のあおりをくって、影の薄い存在だが、ワインは、優れた造り手のものは、コート・ドールものだけが持つ毛並の良さを持っている。
芳香がきわだち、力強く寿命が長い。丘陵の上部は洗練されたワイン。平坦部はボディーのしっかりした力強いワイン。
虚名を持たないから、他のコート・ド・ニュイのものに較べ値段も割安なはずだから、下手なジュヴレィ・シャンベルタンよりまし。試してみる価値が大いにある。
少量だが<白>もある。
Route des Grands Crus(特級街道) の北の出発点がフィサンである。1級のペリエールの畑は、シトー派修道院の畑。最初の建物は11世紀に建てられた。
生産量
赤:3,639hl(86ha) 20%弱が1級、 白:147hl(3.5ha)
Premieres Crus(1級畑)
・Arvelets ・Hervelets ・Clos Napoleon ・Clos du Chapitre ・Clos de La Perriere