同時に、フランスワインの基礎情報(品種、種類・格付け、ラベル、栽培、醸造、保存、Vintage等)をこの<Introduction>で載せた。
又、各ワイン産地の歴史を記し、別サイトにした<ワインの歴史>へのリンクをそれぞれのページに設けてある。
それは、多彩なワインを造り出しているフランスの各産地は、それぞれが長い歴史に裏打ちされており、そうしたワインの歴史とそれを育んだ風土に思いをめぐらせることは、ワインを楽しむ喜びを一層深いものにすると思うからです。
ワインの本場、フランスにおいて、 葡萄栽培とワインの醸造技術は、2000年以上に渡る長い歴史に裏打ちされたものである。 その長い歴史の中で、様々な方法が試され、最善のものだけが残っている。つまり、
・ その地域の気象特性を熟知した人々によって、だから、ワインのラベルの真中に大きく表示されているのは、 殆どが産地名である。 それは、地域名であり、地区名であり、村名であり、畑名である。 (ボルドーはシャトーシステムが確立されているが、シャトー名は畑名と捉えることもできなくも無い) 日本酒やビールのように、 固有の名前、いわゆる銘柄名を、産地名以上に大きく表示しているラベルは、そう多くはない。 大雑把に言えば、
<産地が決まれば、味が決まる。逆に、味が知りたければ、産地を知ればいい>
このホームページは、 <産地>と言う<場所>を中心に、「ワイン情報」を提供するものです。 従って、情報はAOC(原産地名管理呼称)に基き、地域[ブルゴーニュ]、地区[コート・ド・ニュイ]、村名[ジュヴェリ・シャンベルタン]、畑名[シャンベルタン]、(ボルドーの場合は格付けシャトー)と整理されている。
世界にはいろいろな種類の酒があるが、その中で、ワインの特徴はその多様性にある。原料の葡萄品種の違いや、同じ品種でも、産地の気候風土の違いによって、全く違った味わいを満喫できるのはワインだけ。
しかし、この多様性が同時にワインへの扉を重いものにしている。 日本人にとって、レストランのワイン・リストやワイン・ショップの棚に並ぶビンの列は、横文字の固有名詞が並んでいて、かなり横文字に強い人間でも、うんざりするのは紛れも無い事実である。
加えて「灘」「伏見」と言えば、気候風土などの地理的特性や歴史をある程度常識的に掴めるが、フランスの一地方の地理や歴史を知る人はそう多くはない。
「ヒュー・ジョンソン ワイン物語」(上・下) 訳:小林章夫 日本放送出版教会
「ワインの文化史」 ジルベール・ガリエ 訳:八木尚子 筑摩書房
「ワインの文化史」 ジャン・フランソワ・ゴーティエ 訳 八木尚子 白水社
「ワインと風土」 ロジェ・ディオン 訳:福田育弘 人文書院
「セインツベリー教授のワイン道楽」 監修:山本博 訳:田川憲二郎 紀伊国屋書房
「ワインの民族誌」 蔵持不三也 筑摩書房
「比較ワイン文化考」 麻井宇介 中公新書
「ワインづくりの思想」 麻井宇介 中公新書
「ワインの世界史」 古賀守 中公新書
「ワインが語るフランスの歴史」 山本博 白水社
「物語るワインたち」 城山悟 早川書房
「ワインと書物でフランスめぐり」 福田育弘 国書刊行会
「フランスの城とワインの物語」 井上宗和 グラフィック社
「フランス 風土と生活」 ジャック・プズー 訳:柏岡珠子 三修社
「フランス文化と風景」(上・下)ジャン・ロベール・ビット 訳:高橋伸夫・手塚彰 東洋書林
「フランス史10講」 柴田三千雄 岩波新書
「地中海」 樺山紘一 岩波新書
「南フランス古代文明紀行」 川島清吉 公論社
「アルザスから」 新田俊三 東京書籍
「ラングドックの歴史」 エマニュエル・ロワ・ラデュリ 訳:和田愛子 白水社
「フランス中世歴史散歩」 レジーヌ&ジョルジュ・ベルヌー 訳:福本秀子 白水社
「世界歴史紀行フランス」 紅山雪夫 読売新聞社
「フランスの城と街道」 紅山雪夫 トラベルジャーナル
「百年戦争」 フィリップ・コンターミーヌ 訳:坂巻昭二 白水社
「中世フランスの騎士」 ジャン・フロリ 訳:新倉俊一 白水社
「フランス中世夜話」 渡辺昌美 白水社
「巡礼の道」 渡辺昌美 中公新書
「French Wine」 Robert Joseph、 Dorling Kindersley Limited
「The sotheby's Wine Encyclopedia」 Tom Stevenson
「Wine」 Andre Domine
「Parker's Wine Buyer's Guide」 Robert M.Parker,JR
「The Oxford Companion to Wine」 Jancis Robinson、 Oxford University Press