ラトゥールは、この地にあった13世紀の塔からとった名である(仏語で塔は「ラ・トゥール」)
1963年英国のピアソン・グループのここの買収には時の大統領ドゴールの決断を要した。
18世紀に、フランス宮廷でボルドーワインの真価を最初に認めさせたのがこのラフィットで、ルイ15世と寵姫ポンパドゥール夫人が愛した「王のワイン」として有名。
メドックの誇りでもあるこのラフィットを地元で獲得しようとボルドーの酒商たちがシンジケートを組んで競売にに臨むが、結局1868年、パリ・ロスチャイルド家が隣の畑カリュアードを含め444万フラン、それに、税金その他40万フランを上乗せして取得する。(ちなみに、1936年のマルゴーが130万フラン、53年のムートンが112万フラン)
60~70年代一時期停滞したが、75年以降回廊式セラーを新設、伝統を重んじつつ新技術の導入が計られた。
1922年ここを引き継いだフィリップ男爵は、ロンドン・ロスチャイルド家が1853年取得してから、ぼぼ100年後の1973年、唯一の例外の格付け2級から1級に昇格させる。












