1855年、ナポレオン3世によって、この年の万博の目玉商品として、ボルドーワインの高級品を選び出し、公に格付けされた。
<赤>についてはメドックのものが選ばれ、1級から5級までランク付けがされた。唯一の例外で、グラーブの「オー・ブリオン」が選ばれているが、オー・ブリオンの名声は当時既に轟いていたから無視できなかったからであろう。1973年「ムートン・ロートシルト」が2級から1級に昇格したが、それ以外今日まで一切改訂されていない。
<白>についてはソーテルヌのものが選ばれている。
「Crus Classés」は5クラスに、以下に示すようにランク付けがなされている。(数字はシャトーの数)
なお、そのワインの生産量は、メドック全体の、前者は25%を占めている。
Crus Classés
- 第1級-Premiers Curus : (5)
- 第2級-Seconds Crus : (15)
- 第3級-Troisiémes Crus : (14)
- 第4級-Quatrémes Crus : (10)
- 第5級-Cinquiémes : (18)
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「Crus Classés格付けシャトー」の詳細情報は、それぞれのAOCのページに分けて載せた。
栄枯盛衰は世のならいで、約160年を経たこのランク付けは、必ずしも現在の実力を反映したものではない。
しかし、この種の高級ワインは常に専門家や酒商の厳しいチェックに晒されており、取引価格に反映されている。
歴史と伝統を重んじるワインの世界において、星の数程無数のシャトーの中から、<赤>61、<白>26-Sauternes、のシャトーが選び出されているのであるから、ボルドーを代表する最高級ワインであることは間違いない。
一般的には、このシャトーを「ボルドーの格付けシャトー」、ワインを「ボルドーの格付けワイン」と言う。
ラベルには、メドックの<赤>の1級に付いてはPremier Grande Cru Classeと表示され、2級から5級は、総てGrande Cru Classeと表示し、クラス分けの表示はない。