1700年代の創設期から名声を保ち続け、オーナーの変わらないシャトーの一つだったが、 20世紀に入って名声は地に落ちた。
が、あの名著「フランスワイン」の著者で、ワイン商 でもあったアレクシス・リシーヌの努力により名声を回復した。
1971年、英国のビール会 社バス・チャリントン社の傘下になり、畑も拡げ、醸造所をはじめビクトリア朝のシャト ーにも新たに資本投下され、広壮なものになった。
現在の所有者は、米国年金ファンドグループのコロニー。
畑はシャトウーを中心に固まっていないで、無数に散在しているので、畑による選別を厳 しくして、質的向上を計っている。英米での評価は抜群。
品種
カルベネ・ソーヴィニヨン55%、メルロ40%、プティ・ヴェルト5%
生産量
41,500ケース (83ha)
セカンド・ラベル
Chevalier de Lascombes