モルゴンは、<Crus-Beaujolais>の中では、力強く厚みがあって、その肉付きの良さを特徴としている。
が、モルゴンは全体としては花崗岩土壌だが、中央部から北西部にかけては特有の片岩質を含んだ傾斜の強い畑が多い。
従って、北部と南部では地勢と地質が違っていて、南部のものは若干モルゴンの特徴に欠けるものもある。
生産量も「Brouilly」に次いで多いから、造リ手の違いも少なく無いが、タンニンの多い古典的モルゴンは、しばしば飲み手を感激させる。
4~5年は寝かせる必要のある熟成タイプ。
ヴィリエ・モルゴン村の、17世紀に建てられた<Chateau de Foncrenne
(シャトー・ド・フォンクレンヌ)>の中に、ワイン生産者組合が経営する有名な試飲所「Caveau de Morgon
(カーヴォ・ド・モルゴン)」がある。1953年この地方に最初に設けられた試飲所だが、ボジョレー地方にはこのような試飲所が各村にあり、その美しい景観と共に、ボジュレ・ワイン街道の人気の、大きな特徴であろう。
生産量
赤: 46,966hl(1,108ha)