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      中でもピレネーの山々の雄姿はすばらしく、ほぼ1年を通じて雪に覆われている。また、深い山間には初期ロマネスク様式の教会や修道院が残る秘境の村が点在する。
  
      ルーションの風土はフランスというよりスペイン。それは、民族的起源が国境に接するスペインのカタロニアにあるからである。
      ルーションの特産は、<天然甘口ワイン>だが、下記に示した品種のアサンブラージュの伝統的な濃厚な<赤>がある。
      
  
   
  
  - 品種<赤>カリニャン、シラー、ムールベードル、 グルナッシュ、マカブー
- 生産量196,306hl (5,865ha)
 
      
      
      
   
 
  Côtes du Roussillon VIllages 
 
      (コトート・ド・ルーション・ヴィラージュ)
      
      このAOCは、テット川とアグリ川沿いの渓谷に畑が広がっている。畑は32ヶ村にまたがっている。
      <赤>のみに適応されるが、ワインの質は格上で、長期熟成タイプのものも少なくない。 
      アルコールドの高い、コクのある力強い濃い赤色のワインで、ダンニンが多いから数年の熟成後、開花する。
  
  生産量
 70,370ha (2,200ha)196,306hl (5,865ha)
      
      
      
      
  
  Côtes du Roussillon Les Aspres 
 
      (・・・・・ルーション・レ・ザスプル)
  
      このAOCは、ペルピニアンからピレネー山脈までの間の内陸部に広がる、レ・ザスブル地区とレ・ザルベール地区の37ヶ村で造られる<赤>のみ。
      3品種以上のアサンブラージュが規定されている。シラーとムルヴェードルの占める割合が多く、力強く濃厚な<赤>である。カリニャンとグルナッシュも使われている。出荷は12ヶ月以上の熟成が必要。
      2004年認定された新しいAC。
  
  