シャンパーニュ地方の過酷な気象条件と土壌にあった下記の3品種が栽培され、シャンパンは造られている。この3品種の赤と白の葡萄を混ぜて造る点にシャンパンの特色がある。
赤(黒色系)の葡萄品種も圧搾して、果皮を取り除き、果汁だけで仕込めば白ワインになる。
黒ブドウと白ブドウの混醸比率は、6対4。ないし、7対3 くらいであるが、メーカーによっても違い、それぞれの葡萄の出来によっても違う。
赤(黒色系)の葡萄品種は、「ピノ・ノワール」と「ピノ・ムニエ」。
赤の葡萄品種は、ボディーを整え、味に厚みと豊かさ、ふくよかさを与え、この赤(黒色系)の比率が高いとコクのあるしっかりしたものになる。(ムニエを使用するものは、量産タイプに多い)
白(白色系)の葡萄品種は、「シャルドネ」。
白の葡萄品種は、爽やかな切れを与え、この白(白色系)の比率が高いと繊細でエレガントなものになる。
白葡萄だけを使うものをブラン・ド・ブラン(
Blanc de Blanc)、黒葡萄だけを使うものをブラン・ド・ノワール(
Blanc de Noir)と言い、ラベルに表示義務がある。