* 以下の<Touraine>をハイフォンで繋げるACは、ほぼ同タイプ。(生産量は少ない)      
    
    
 
    Touraine Mesland
      (トゥ-レ-ヌ・メラン)
    <トゥーレーヌ地区>の東の端、アンボワーズとブロワの間、ロワール河右岸にある6ヶ村のACは、辛口の<白>と<赤・ロゼ>をほぼ半々に造っている。若飲みタイプ。
    
生産量
 2,623hl (62ha)
    
    
    
 
    Touraine Amboise
     (トゥ-レ-ヌ・アンボワ‐ズ)
    この地にある美しいアンボワーズ城は、王侯物語にはこと欠かないが、 レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年過ごしたことで有名。
    7つの村を含むこのAOCは、1939年に認定で古い。<赤・ロゼ>が中心、辛口<白>もある。
    なお、「Cuvee Francois Premier (キュヴェ・フランソワ・プルミエ)」とラベルに表示されたワインがあるが、ガメ、カベルネ・ソーヴィニヨンとコット3種をあわせて造る<赤>で、4~5年の熟成がベター。
    
生産量
 12,114hl (218ha)      
    
    
 
    Touraine Azay‐le‐Rideau
     (トゥ-レ-ヌ・アゼ・ル・リド‐)
    アゼ・ル・リド‐は、その美しい城館で、ロワールの古城めぐりの観光では欠かせない。この地はバルザックの「谷間の百合」の舞台でもある。
    このACは8つの村を含み、シュナン・ブラン種100%で、辛口ないし薄甘口の<白>を造る。
    ボディーのしっかりしたワインで、10年程度の熟成が利く。1976年から辛口の<ロゼ>も認められた。
    
生産量
 2,623hl (62ha)      
    
    
 
    Touraine Noble-Joue
     (トゥ-レ-ヌ・ノーブル・ジュエ)
    地図には表示していないが、トゥール市の東、シェール川とアンドル川の間の5ヶ村で造られる<ロゼ>のAC。
    2001年ACに認定された。使用品種は以下の3品種が必須。ピノ・ノワール10%以上、ムニエ40%以上、ピノ・グリ20%以上。
    ワインは淡い色調のロゼで、フルーティで溌剌としていて、ボディーもしっかりしている。若飲みタイプ。
    
生産量
 1,424hl (22ha)      
    
    
 
    Valencay
     (ヴァランセー)
    2004年VDOSからACに昇格した。地図上では、南東端のグレー表示の地区。
    産するワインは赤、白、ロゼ。赤が3分の2。<赤・ロゼ>はガメ、ピノ・ノワール、コット主体。<白>はソーヴィニヨン・ブラン主体の辛口。共に若飲みタイプ。
    
生産量
 7,157hl (142ha)