1998年にACに昇格した若いこの「コート・デュ・ジャノワ」は、ジャン(Gien)という村の名から付けられらた。オルレアンからロワール右岸を60kmほど遡ったところにあるこの村から、上流の14ヶ村のAC。
畑は古く、13世紀の王宮に供されたと言われている。若飲みタイプの白・赤に少量のロゼを産す。
<白>は、ソーヴィニヨン・ブラン種から造られ、生き生きとしたフルーティーな辛口。
<赤・ロゼ>は、ピノ・ノワールとガメイ種がら造られ、溌剌としたフルーティな軽やかなワイン。
生産量
白:3,948hl 赤:3,261hl ロゼ:791hl (191ha)
主品種
<白>ソーヴィニヨン・ブラン <赤>ピノ・ノワール、ガメイ
Orleans
(オルレアン)
地図には表示していない。ロワール河が北上して流れ下り、オルレアンの町で、ほぼ90度西に向きを変え大西洋向かって流れ出す。このACの畑は、そのオルレアンの町を中心にロワール河の両岸に広がっている。2006年昇格したACである。
若飲みタイプの白と赤とロゼを産す。
<白>は、シャルドネ主体の辛口。<ロゼ・赤>は、ピノ・ムニエ主体。
また、別のAC<Orleanc-Clery(オルレアン・クレリ)>があって、こちらはカベルネ・フラン主体のもの。赤は共に、アロマティック発酵が義務づけられている。
生産量
4,3807hl、クレリ:1,441hl (123ha)