(アンダーソン・ヴァレー)
は、時には涼しすぎるほどの気候になる。
リースリングとゲヴュルツトラミネールが、完壁と言えるほどに適合しているが、この地の名を高めたのは、フランスのシャンパン会社
ROEDERER ESTATE (ロデレール)。
ロデレールは1982年に同業者の多くが選んだカーネロスではなく、この地にワイナリーの設立を決めた。
ロデレール・エステートのスパークリングワインは、その選択の正しさを証明している。
アンダーソン・ヴァレーの一番奥(南東部)は、Yorkvill Highlandsと別のAVAになっている。
レッドウッド・ヴァレーからソノマ・カウンティの境界線に接するこの丘陵地帯は、標高が900mになる所もあって、殆ど霧も届かず太平洋の影響が少ないため、はるかに温暖で乾燥した気候。
カベルネやプティ・シラー、古い樹齢のジンフアンデルが栽培されていて、やや柔らかな赤ワインが造られる。
現在、葡萄畑はコノクタイ山を取り囲む岩の多い赤い火山性の土壌に造られている。
温暖な気候で、ナパ・ヴァレーの北端に匹敵するほどである。フルーティなカヴェルネやジンファンデル、ソーヴィニョン・ブランが造られている。
ワインはコストパフォーマンスがすこぶるいい。代表的ワイナリーは、スティールとラングトリー。
葡萄栽培面積は2,300ha、ワイナリーは11。